株式会社タケダバスーンの竹田社長から、中学校の吹奏楽部へファゴットを寄贈して頂きました。普通、中学校の吹奏楽部では、なかなか購入できない高価な楽器で、しかし、これが加わることで、演奏全体の音色に奥行きがあって、柔らかな響きになると、校長も吹奏楽部の顧問も大喜びでした。
本年当初、音楽村構想の一環で、飯島中学校吹奏楽部の楽器を一斉更新しましたが、これに、ファゴットが加わって、生徒たちも、びっくりの連続です。テンションが上がって意欲も出てきました。人気の吹奏楽部になることでしょう。

竹田社長は、飯島町の音楽村構想に強い関心を持っており、中国工場や東京工場のファゴット製造作業を飯島町へも移転して、飯島町の経済振興と共に、音楽文化の発展に協力したいと一念発起して、一昨年、飯島町南町に株式会社タケダバスーン社屋を取得されました。しかし、あいにくのコロナ禍で、飯島町での本格操業には至っておりません。
竹田社長はファゴットのプロ奏者とし、東京フィルハーモニー交響楽団で活躍されていましたが、40歳の時に退団されました。そして、亡き師匠の「ファゴットをもっと広めたい」という遺志を継ぎ、タケダバスーンを設立、ファゴット製造に一心不乱で27年を迎えています。

招かれて飯島町に初めて訪れた時、2つのアルプスが間近に見える風景を見て、演奏で度々赴いた、ヨーロッパのスイスの景色を思い出して感動したそうです。飯島町のイメージである、「癒し、熟成、スローライフ」のコンセプトにも、音楽を生み出す素晴らしい場所であるとして共有して頂いております。
一日も早いコロナの終息と、タケダバスーン様の本格的操業開始を願ってやみません。
