水力発電

 与田切川の豊富な水資源をエネルギーに。
 与田切川の水は、町の飲料水や農業用水、更には、長野県企業局の水力発電など多用途に供給されています。
 現在、これらの取水位置は、与田切川の本沢とオンボロ沢との合流地点から下流にあるため、大雨などにより度々土砂で濁ってしまい、飲料水としても発電用水としても、給水停止する事態が多発していました。特に、百閒ナギの崩落は頻繁に発生しており、オンボロ沢はその影響で土砂崩落しやすく、泥交じりの濁水が発生していました。

 長野県企業局では、調査を重ね、土砂交じりの用水は発電タービンに負荷がかかり、度々の運転停止は避けられず、採算性が悪いことから、取水位置を、オンボロ沢合流地点より、崩落の少ない、本沢上流に移動することにしました。


 ここから、現在稼働する与田切発電所まで水路管で水を誘導しますが、その途中で、2か所目の発電所を計画しました。与田切川は水量が多く急こう配な地形であるため、十分に余力がある河川と認識しているようです。
 飯島町では、この、濁りの少ない水を企業局から分岐して頂いて、飯島町の脱炭素社会への推進となる水力発電や飲料水確保を希望しているのが、環境循環ライフ構想の水力発電に関する事業構想です。