謹賀新年 町政報告

ワーケーション春日平

あけましておめでとうございます。
皆様には、輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

日頃より、多大なご支援、ご高配を賜りまして心から感謝申し上げます。また、それぞれの分野と地域で、飯島町の発展のためにご活躍いただいておられますことに、重ねて敬意と感謝を申し上げます。
 現在、新型コロナウイルスは、小康状態となっていますが、経済活動等による影響を受けられた皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。

さて、新年にあたって、昨年のコロナ感染症対策をはじめとした、各種政策につきまして、町政報告として、ここに振り返らせていただきましたのでご覧いただきたいと思います。
 本年も、自らが先頭に立ち、未来に希望が持てる飯島町を目指して参ります。皆様の一層のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。
 皆様にとりまして、本年が、良き年でありますように心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

町政のご報告

コロナ感染防止対策

■さて、当町に於いては、2年越しとなる新型コロナ対策を喫緊の課題として、最優先で取り組んで参りました。特に、多くの方に関心の高いワクチン接種については、昨年11月末をもって、希望者全員の接種を完了致しました。

■高齢者から順番に予約不要で接種出来る方法は、飯島方式として、近隣からも高く評価を頂きました。これはひとえに、冷静にご対応頂いた皆様方のご協力によるものです。間もなく始まる3回目のワクチン接種の希望者にも、同様の方法で実施して参りたいと思います。

■さらに、経済活動や社会活動の自粛要請についても、真摯に受け止めて頂き、飯島町は上伊那管内で、最小の感染者数に抑制することが出来ました。ここに改めて、町民の皆様方のご理解とご協力に心から感謝申し上げる次第です。

ワクチン接種受付
接種後の経過観察

暮らし経済復興支援

■しかし、コロナ感染が第5波の長期に及ぶことにより、経済や社会生活に多大な影響が広がりました。この情勢下で、3度の「くらし復興券」発行や各種経済支援、福祉支援、感染防止機器の整備等々に、スピード感を持って対応して参りました。費用については、国や県の支援を含めて、約18億円超の事業を予算化して実施したところです。

■現在では、コロナ感染も小康状態ですが、新種のウイルスも出現しています。今後、恐怖感を先行させることなく、正確な情報を見極めて、落ち着いた対応を心掛けたいと思いますので宜しくお願い致します。

令和3年度事業概要

■一方、町長2期目のマニフェストや第6次総合計画に定めた目標に向かって、飯島町の将来を見据えた事業も確実に推進して参りました。
約7億円を投じた学校給食センター新築工事は、この春に竣工で、生徒の800食を供給する他、食育や災害時に対応した機能も備えます。さらに、小中学校のICT教育機器の充実、中学校吹奏楽部の楽器全て更新し、音楽村構想にふさわしい教育環境を整えました。

■また、本郷運動場トイレ、県の支援による道の駅花の里トイレ改修や、約40年を経過する飯島体育館のフロア張替えや更衣室トイレ等の大規模改修工事、飯島小中学校グランドの屋外トイレ新設、与田切公園キャンプ場のトイレ改修も3月完成を目指して実施しています。

■さらに、新しい生活様式を踏まえて、庁内情報システム構築、ワーケーションやテレワーク等、デジタル社会への対応を進めるとともに、農業基盤整備、町道南田切線改良工事、橋梁修繕等、インフラ整備を進めて参ります。

■以上を含む令和3年予算は、教育福祉増進事業に約40億円、産業振興事業に約12億円、与田切左岸のサイクリング道路新設や広域農道与田切橋から七久保柏木までの歩道設置は国県事業が進み、その他インフラ整備事業に約7億円の事業を実施しています。

完成間近の学校給食センター
町内のトイレ集中改修

今年も一歩前へ

■飯島町の重点プロジェクトである「環境循環ライフ構想」は、2年前に農水省幹部に、昨年は環境省の幹部に直接説明する機会を得ました。この構想事業は、11月発足した岸田内閣が進める「デジタル田園都市国家構想」や「農山漁村発イノベーション事業」を先進的に取り組んだものとして、2省庁より高い評価を頂きました。特に農水省には、飯島町職員の派遣を受け入れて頂き、構想事業推進の研修や調整のご指導を願っているところです。

■飯島町のような地方の弱小自治体が、自前の資源と地元民の知恵や技術を駆使した、創造的な魅力を発信する事業は、新しい農業価値の創出、新しい体験観光の創出、新しい移住定住へのアプローチ等の観点から、他町村にも紹介すべき事業として注目されています。

■「環境循環ライフ構想」事業の4本柱である①与田切水力発電、②バイオマス発電については、調査研究を深めながら事業環境整備を進めています。また、③アグリイノベーション2030については、若き農業経営者や女性農業経営者育成の観点から拠点整備を進めます。④飯島流ワーケーションは、宿泊拠点となるトレーラーハウスの設置完了を受けて、都市企業との関係を構築しながら事業開始し、体験プログラムの品質向上を目指します。

「ii ネイチャー春日平」に宿泊施設のトレーラーハウス設置
本郷島河原地区の土地改良計画着手

ストップ人口減少の基盤強化

■また、本年は特に、「ストップ人口減少の基盤強化」として、①生活必需品を町内のお店で購入する地元滞留率向上のための流通業誘致。②スマート農業など次世代へ繋ぐ農業拠点も視野に入れた、本郷島河原地区の土地改良計画着手。③飯島流ワーケーションやテレワークで体験観光を稼働させた交流人口の創出。④JA選果場跡地の再整備支援や企業誘致の推進。これら実現に向けた対策を強力に進めてまいりたいと思っています。

 皆様には、それぞれのお立場で、事業推進に関わるご協力やご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、益々、ご健勝にてご活躍されますようお祈り申し上げます。

令和3年の「ほんのひとコマ」

画像説明
上部左から、アグリの丘ポピーのお花畑、アグリの丘フジバカマとアサギマダラ、
いいじま森の会クロモジ製品販売会、ラブリーフェスタ開催、
りんりん祭の風鈴展示、産業祭のドライブスルー市、
小学生町長室訪問、国交省のヘリで与田切上流崩落地視察、リモート会議の様子、
移動知事室をお出迎え、千人塚の四季彩プロジェクトで桜移殖

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