毎年開催されている、上伊那郡市育樹祭が飯島町の町有林で、国県のご来賓を迎え、上伊那郡下の林務関係者110余名が参加して開催されました。コロナ禍で1年延期されての開催となりましたが、秋晴れに恵まれて、町有林にある樹齢30年物のヒノキの枝打ち作業を行っていただきました。

飯島町の総面積は約9000haで、70%が森林です。その半分が国有林で、あとが公有林と私有林になっています。樹種はヒノキが22%、カラマツが20%、アカマツが18%で、ヒノキが多いのが郡下市町村と比べた大きな特徴です。
また、町有林を管理していただいている、林務委員を設置していることも飯島町の特徴です。その昔、ヒノキの盗木があって林務委員が設置されたそうです。

最近の輸入木材が滞るウッドショックにより、国産材が高騰しているそうですが、長年の林業の低迷で業者が激減しており、急な需要に対応できないとのことです。中でもヒノキは有望なのですが、林業が健全に再生しないと抜本的な森林整備が出来ない状況になっています。

飯島町の町有林は、小学生や中学生の「森の学校」として課外授業で森林体験を行っています。特に中学生は、2年生が西駒登山の時に、3年生が町有林の下草狩りや枝打ち作業をして森林育成の学習をしています。
先人が植樹し整備してきた森林が、時代を超えて成長しており、その価値を再確認して有効に利用し、整備保護していかなければなりません。
